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大本教の検挙と不敬罪予審

所在地京都府京都市
年代大正10年頃
登場出口王仁三郎、浅野和三郎、大本教の幹部
出典變態心理と犯罪

どんな伝承か

長く世間を騒がせた大本教は、当局の検挙で表向きは一段落したように見えた。著者は、二年前の春に京都府警察部が取り調べに着手したときから、出口王仁三郎は罪によって裁き、浅野和三郎は精神鑑定に付せば教団は自滅すると説いていた。ところが予審決定書は主に不敬罪を問うだけで、お筆先の偽作や予言の捏造、言霊学の剽窃、破廉恥な行いには触れていない。著者は、不敬罪だけでは教団を宗教や思想の団体として裏書きすることになり、信者にはかえって法難と受け取られると憂え、詐欺の集団としての究明を当局に求めている。

原典より

今回の豫審決定書に據れば、彼等は主として不敬罪に問はれてゐる。—— 變態心理と犯罪(中村古峽) より引用
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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

變態心理と犯罪(中村古峽)

『變態心理と犯罪』は、雑誌『變態心理』を主宰した中村古峽による変態心理学の論集である。二重人格・夢遊病・狐憑き・神隠し・催眠術を心理学の立場から解き、大本教・天理教・金光教の神懸りを妄想や人格変換として退け、霊能を称する火渡りや針刺しなどの実験の種を明かす。終わりには迷信や二重人格のからむ大正期の犯罪事件の実話を収め、著者自身の被験者や綾部の大本教訪問の見聞も例に引く。

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