岡崎萬燈山の内田専亮の宝石引寄
どんな伝承か
著者浅野和三郎は物品引寄の現象を論じた註で、当時の日本で第一の引寄の霊媒として、岡崎の萬燈山に専属する霊媒の内田専亮を挙げる。昭和二年五月から本書を書いている頃までに内田が引き寄せた珠玉やダイヤモンドは、すでに数十個にのぼっていたという。引寄はいつも本人が無意識の深い入神状態にあるときに起こるので、いわゆる科学的な実験の型にはめられないのは惜しいが、この道のまれな名人であることは間違いないと著者は評している。
原典より
昭和二年五月以降現時に至るまでに引寄せた珠玉又は鑽石の數はすでに數十個に上ります。—— 心靈講座(浅野和三郎・心霊研究・講座・1928年(昭和3年)) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
心靈講座(浅野和三郎・心霊研究・講座・1928年(昭和3年))
『心靈講座』は、浅野和三郎が昭和三年に著した心霊研究の講義書である。催眠現象から人間に霊魂が宿ることを説き起こし、欧米の心霊研究の歩みをたどったうえで、物質化・心霊写真・直接談話・卓子浮揚・物品引寄・霊視・霊言・自動書記の各現象を、クルックスやモーゼスらの実験と記録に拠って検討する。第一講から第十講までと結論から成り、結論では心霊研究が人生や信仰に及ぼす影響を論じ、新霊魂説の七大綱領の訳を載せる。