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源頼義の奥州征伐と笠守さま

所在地埼玉県さいたま市中央区下落合五丁目(氷川神社)
年代前九年の役(1051-62)
登場源頼義、源義家、源義家、頼義の子・社を笠間大明神と名づけた
出典与野市史 民俗編――伝説・昔話

どんな伝承か

永承六年、陸奥守に任じられた源頼義は子の義家とともに奥州へ向かう途中、武蔵国足立郡与野郷下落合の鎮守の森に至った。頼義は社前に兵を並べて戦勝を祈り、数日とどまって兵を休ませるとともに近在の若者を農兵として集め、境内にあった石の笠をかぶらせて出陣した。奥州では安倍氏の反乱に苦しめられたが、石の笠をつけたこの農兵たちの奮戦もあって康平五年に鎮定がかなった。凱旋の途中、父子は再び社に立ち寄って大祭を行い、義家がこれを「笠間大明神」と名づけたという。弘安四年の蒙古襲来の際も兵が石の笠をつけて戦勝したと伝わり、笠が守ってくれる神として「笠守さま」と呼ばれるようになった。

原典より

このような由来から、この社は笠がお守りくださるありがたい神だというので、だれいうとなく「笠守さま」とおよびするようになったということです。—— 与野市史 民俗編――伝説・昔話(与野市(編)・与野市史) より引用
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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

与野市史 民俗編――伝説・昔話(与野市(編)・与野市史)

『与野市史 民俗編――伝説・昔話』は、与野市史の民俗編から「一〇 伝説・昔話」の章だけを収めたものである。武蔵国足立郡与野にまつわる伝説と昔話二十話を、疫神や弘法大師、源頼義の伝えから、お化け地蔵・一つ目大入道・天狗隠し・猫橋のいわれなどの怪異譚まで、おおむね時代順に並べる。十五話は岡安茂生編『与野の伝説』に、ほかは『埼玉県伝説集成』『大宮市史』に拠り、再調査して題名や内容を書き改め、多くの話の末に注を付す。

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