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ご神木のたたり

所在地埼玉県さいたま市中央区
年代伝承
登場ある家の人々
出典与野市史 民俗編――伝説・昔話

どんな伝承か

与野本町のある家の前庭に、樹齢数百年とみられるケヤキの大木があり、夏には通りがかりの人が木陰で涼んでいた。ある日、白髪の老人が現れ、この木は天狗が栃木の古峰神社へ渡るとき必ず休む木だから、傷つければ祟りがあると言い残して去った。持ち主の家も代々神木として祀ってきたが、町に家が建て込むと、日陰や落ち葉、根の張り出しへの苦情が相次いだ。そこへ大宮の大和田から来た男が太鼓の胴にしたいと買い取りを申し出て、祟りなど起こるものかと言い放って伐り倒した。ほどなくその男は病で死に、町の人々は神木の祟りだとささやき合ったという。

原典より

さて、それからしばらくして、この大木を切ったくだんの男は、病気にかかって死んでしまいました。—— 与野市史 民俗編――伝説・昔話(与野市(編)・与野市史) より引用
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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

与野市史 民俗編――伝説・昔話(与野市(編)・与野市史)

『与野市史 民俗編――伝説・昔話』は、与野市史の民俗編から「一〇 伝説・昔話」の章だけを収めたものである。武蔵国足立郡与野にまつわる伝説と昔話二十話を、疫神や弘法大師、源頼義の伝えから、お化け地蔵・一つ目大入道・天狗隠し・猫橋のいわれなどの怪異譚まで、おおむね時代順に並べる。十五話は岡安茂生編『与野の伝説』に、ほかは『埼玉県伝説集成』『大宮市史』に拠り、再調査して題名や内容を書き改め、多くの話の末に注を付す。

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