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海中から出現した釈迦如来像

所在地埼玉県さいたま市中央区上峰四丁目(円福寺)
年代伝承
登場安阿弥、釈迦如来像の作者と伝わる仏師
出典与野市史 民俗編――伝説・昔話

どんな伝承か

上峰の円福寺は、植田谷本村にある林光寺の末寺にあたる。この寺の釈迦堂には、像高だけで九十三センチある、たいへん美しい木造の釈迦如来像が祀られている。『新編武蔵風土記稿』はこの像を安阿弥の作とし、蓮台の裏には承和二年四月に武州品川の海の中から現れたという由来が彫られていると書き留めている。土地では、この釈迦像は荒川を流れ下り、品川の海から姿を現したのだと伝えている。

原典より

なお、この釈迦は荒川を流れていって、品川の海中より出現したと伝えられています。—— 与野市史 民俗編――伝説・昔話(与野市(編)・与野市史) より引用
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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

与野市史 民俗編――伝説・昔話(与野市(編)・与野市史)

『与野市史 民俗編――伝説・昔話』は、与野市史の民俗編から「一〇 伝説・昔話」の章だけを収めたものである。武蔵国足立郡与野にまつわる伝説と昔話二十話を、疫神や弘法大師、源頼義の伝えから、お化け地蔵・一つ目大入道・天狗隠し・猫橋のいわれなどの怪異譚まで、おおむね時代順に並べる。十五話は岡安茂生編『与野の伝説』に、ほかは『埼玉県伝説集成』『大宮市史』に拠り、再調査して題名や内容を書き改め、多くの話の末に注を付す。

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