道西山の修行僧道西
どんな伝承か
道西山は独立した山というより、標高千百五十米の高頭山、別名烏帽子山から続く山並みである。その頂上近く、荒谷川の上流に、道西の堅岩とも立岩とも呼ばれる巨大な岩がまっすぐに突き立っている。昔、道西という修行僧がこの岩のところにこもって修業したので、道西と呼ばれるようになったという。立岩には何か文字が彫られていたとも伝わるが、はっきりしたことは分からない。
原典より
頂上近く荒谷川の上流で道西の堅岩又は立岩と呼ばれ、巨大な直立した岩があり、その岩の処で道西という修行僧が宿篭し修業した処であるから道西と呼ばれるようになったという。—— 河内村史 下巻(民俗編)――白山麓の伝説(河内村(編)・河内村史) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
河内村史 下巻(民俗編)――白山麓の伝説(河内村(編)・河内村史)
『河内村史 下巻(民俗編)――白山麓の伝説』は、白山麓の河内村の村史の民俗編から、民話・伝説と故事を記した節を収めたものである。白山の千蛇ヶ池や富士山との背くらべ、高ボウケの大蛇、猿仏の名号、おひなの荒、天狗、菊酒、池の金山の伝説など、村と周辺に伝わる話を、白山関係の古文書や郡誌を引きながら記す。第三節「民話 伝説」、第四節「故事 伝説」、第五節「伝説」に分け、話ごとに題を立てて由来や現地のようすを添えている。