首吊り榎
どんな伝承か
首吊り榎と呼ばれる榎の大木があり、枝がちょうど横に張り出しているため、よく人が首を吊った。語り手も十九のとき、新町の人が首を吊ったのを見たという。それ以来、今でも日が暮れるとそこは駆け足で通り過ぎる。おっかないからだという。
原典より
首吊り榎って言って、よく首吊りする榎、えがい榎の木のえがい木、よく首吊りして、枝がちょうど横にあってひっかかったんです。—— 竜ケ崎市史民俗調査報告書4(竜ケ崎地区)――伝説・世間話(龍ケ崎市(編)・竜ケ崎市史民俗調査報告書) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
竜ケ崎市史民俗調査報告書4(竜ケ崎地区)――伝説・世間話(龍ケ崎市(編)・竜ケ崎市史民俗調査報告書)
『竜ケ崎市史民俗調査報告書4(竜ケ崎地区)――伝説・世間話』は、竜ケ崎市史の民俗調査報告書のうち、第七章「口承文芸」の伝説・世間話を収めたものである。竜ケ崎地区で聞き取った狐のお産や狐に化かされた話、狐憑き、幽霊屋敷、生まれかわり、家の主の蛇、龍ヶ崎の大火、首吊り榎、神木のたたり、源頼政の旧跡、鏡田などを、話し手の口調のまま載せる。話の末尾には多く話者の町名と性別を記し、生年か採録日を添える。昔話の一部には「大成」の話型名を付す。