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高の坊狐の狐つき

所在地群馬県多野郡神流町大字尾附
登場ショウライ印、尾附の神主(狐を祈禱で退けた)
出典群馬県多野郡上野村の民俗 下(群馬県民俗調査報告書 第2集)

どんな伝承か

昔、タカゾウリ山に高の坊と呼ばれる狐がすんでいたという。この狐は夜になるたび隣村の尾附まで出かけていき、いたずらをしたり人に取りついたりして困らせていた。そこで尾附のショウライ印という神主が祈禱をしたところ、狐はとうとう本性を現して詫びを入れた。そして自分の五本の指を切り、血判を押してから尾附を去っていったと伝わる。勝山で聞き取られた狐つきの話のひとつで、山の狐が隣の村へ出向いて悪さを重ねたと語られている。

原典より

この狐が毎晩隣村の尾附へ出てはいたづらしたり、人についたりするので、尾附のショウライ印という神主が祈禱したら正体をあらわしてあやまり、五本の指を切って血判をおして出ていった。—— 群馬県多野郡上野村の民俗 下(群馬県民俗調査報告書 第2集) より引用
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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

群馬県多野郡上野村の民俗 下(群馬県民俗調査報告書 第2集)

『群馬県多野郡上野村の民俗 下(群馬県民俗調査報告書 第2集)』は、群馬県多野郡上野村の民俗を調べた報告書の下巻である。この写しは「十二、講・妖怪・その他」の章だけで、八日見山・峠様・榛名様などの代参講、庚申講、トラ祭りと、勝山・新羽の両地区で聞いた山犬・オサキ・狐に化かされた話・再生・カッパ・オニンババの足跡などの話を収める。お札や庚申塔の写真を添え、近藤義雄の撮影と記す。

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