覆面で役人を笑い者にした千葉笑い
どんな伝承か
千葉に住む人々は、毎年日を決めて(大晦日の夜とする伝えもある)覆面をして千葉寺に集まり、奉行や頭人、庄屋、年寄といった人々の良いところも悪いところも、さらには子弟の親不孝や付き合いの悪さまでも、大声でぶちまけて笑い合った。そのため上は役人から下は若い者に至るまで、ここで笑われるのを恐れ、みな日ごろの行いを慎んだという。
原典より
そこで上は役人から下は子弟たちに至るまで、ここで笑われることを恐れ、皆、日頃の行いを慎んだという。—— 千葉市の伝説(平野馨) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
千葉市の伝説(平野馨)
『千葉市の伝説』は、平野馨が千葉市内に伝わる伝説をまとめた文章である。日本武尊と弟橘媛、行基、千葉氏の祖と天女、源頼朝、徳川家康・家光にまつわる話を中心に、神社仏閣・塚・泉・池・橋・地名の由来や、千葉笑い・雨降かっこなどの行事の起こりを集める。四十三の短い項を古代から近世へおおむね時代の順に並べ、多くの見出しに町名を添え、ところどころに別伝や発掘調査の結果を書き添える。