大蛇に見込まれ池へ入った音羽
どんな伝承か
佐渡郡川原田の話。談義所房にいた音羽という女が、田植えの肴にする芹を採りに出て、金北山中の池で腰巻を洗ったところ、池の主の大蛇に見込まれた。翌日、白馬に乗った男が迎えに来ると、女は窓から出て行った。和尚に見つかると、姿見の鏡と櫛、帷子の袖を形見に残して池へ飛び込んだという。形見は寺の宝物として伝えられている。
原典より
談義所房にゐた音羽といふ女が、田植肴に芹を採りに行つて、金北山中の池で腰巻を洗ひ、池の主の大蛇に見込まれた。—— 日本伝説名彙(柳田国男・日本放送協会・昭和25年刊) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説名彙(柳田国男・日本放送協会・昭和25年刊)
柳田国男・日本放送協会編『日本伝説名彙』を全650話・伝説(1見出し=1話)単位で収録(緒言・序・名義・解説・和歌・注は除外/内包)。所在地(郡村区・社寺)を付して集成。