大蛇となった夜叉御前の池
どんな伝承か
不破郡青墓の大炊長者の娘に延寿という女がいた。源義朝との縁でひとりの子を産み、その子は夜叉御前と呼ばれた。平治の乱が終わったのち、夜叉御前は平家を深く怨み、十四という年を限りに杭瀬川へ身を投じた。そして大蛇に姿を変え、揖斐川の水源にあたる池へ入っていったという。その池は以来、夜叉ヶ池と呼ばれるようになったと『不破郡史』は伝えている。
原典より
昔、この村の大炊長者の女延壽が源義朝の変になつて、夜叉御前を生んだ。—— 日本伝説名彙(柳田国男・日本放送協会・昭和25年刊) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説名彙(柳田国男・日本放送協会・昭和25年刊)
柳田国男・日本放送協会編『日本伝説名彙』を全650話・伝説(1見出し=1話)単位で収録(緒言・序・名義・解説・和歌・注は除外/内包)。所在地(郡村区・社寺)を付して集成。