七つの石が現れた七ツ石の由来
どんな伝承か
ある時、大きな鳴動が七度起こり、外山家の庭に突然大きな石が七つ現れた。それからこの地を七ツ石と呼び、外山家の先祖の外山中納言長俊が石のそばに紀州熊野から熊野大権現を迎えた。これがいまの七ツ石の鎮守、熊野神社だという。別の説では、小倉川の洪水でたびたび土手が切れていたころ、日蓮上人が弟子六人と訪れ、伊藤家の主人の頼みで河原の大石に腰をおろして祈祷すると土手は切れなくなり、七人が座った七つの石から地名が付いたという。さらに、夜空から七つの星が降ってきたからとする伝えもある。
原典より
その際突然として大きな石が七つ外山家の庭に出現したという。—— 壬生町史 民俗編――伝説(壬生町(編)・壬生町史) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
壬生町史 民俗編――伝説(壬生町(編)・壬生町史)
『壬生町史 民俗編――伝説』は、壬生町史民俗編のうち昔話と伝説の章を収めたものである。町史編さんの調査で町内の古老から集めた昔話を方言を生かして再話し、話者名を添えて動物昔話・完形昔話・笑い話・世間話に分けて並べる。伝説は吉次の墓・親抱きの松・大御堂などを動植物・歴史上の人物・塚と渕・神仏・地名に分け、地元の伝承に『郷土誌』『壬生領史略』などの文献からの引用を交えて載せ、一部の話に解説を付す。