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オッポレと通じる小太郎淵

所在地栃木県真岡市京泉鹿島戸(小太郎淵)
年代明治十八年
登場語り手、伝承者
出典真岡市史 第5巻(民俗編)――伝説・昔話

どんな伝承か

京泉の南のはずれ、鹿島戸で五行川が曲がるところに小太郎淵があり、底は竜宮まで続くと伝えられる。そこから百間ほど離れた田島の浅間神社の北に、オッポレという池があった。天保五年の大水で掘れてできた沼で、深さは知れず、底は小太郎淵に通じているという。ある年、猫の死骸をオッポレに投げ込むと、数日後に小太郎淵に浮いていたと古老は語る。明治十八年には隣の鶴田村から踏車を借り、五十人がかりで汲み干そうとしたが果たせなかったという。今は耕地整理で水田になった。

原典より

或る年猫の屍を「オッポレ」に投じたるに、数日にして小太郎淵に浮き上がって居たと。—— 真岡市史 第5巻(民俗編)――伝説・昔話(真岡市(編)・真岡市史) より引用
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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

真岡市史 第5巻(民俗編)――伝説・昔話(真岡市(編)・真岡市史)

『真岡市史 第5巻(民俗編)――伝説・昔話』は、栃木県真岡市の市史民俗編から、第十四章「口頭伝承」の第一節「伝説・昔話」を収めたものである。大だら法師の足跡、釜淵の燈籠、大前堰の人柱、へび娘など、五行川・鬼怒川・小貝川の淵や沼、社寺にまつわる伝説と、タヌキやキツネに化かされた話を、既刊の民話集・伝説集と新たな採話から集める。冒頭に口頭伝承の参考文献を掲げ、各話の末尾に典拠を記し、結びの「まとめ」で話を河川・社寺・沼・動物の別に整理する。

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