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崇徳上皇の怨霊

所在地香川県坂出市(白峯陵)
年代平安末期(保元の乱以後)
登場崇徳上皇、西行、鳥羽上皇、後白河天皇、藤原頼長、上田秋成、明治天皇、藤原頼長、崇徳上皇に譲位を迫った父、崇徳上皇の弟、崇徳上皇と結んで保元の乱を起こした、『雨月物語』の作者、御陵に勅使を送った
出典霊魂の博物誌――原始生命観の体系

どんな伝承か

鳥羽上皇に譲位を迫られ、弟の後白河天皇が位に就いたことに憤った崇徳上皇は、藤原頼長と組んで保元の乱を起こしたが敗れ、讃岐に流されてその地で没した。まもなく政情の乱れや貴人の死が続き、延暦寺衆徒の強訴、都の三分の一を焼く大火、妖星の出現まで起こったため、人々は上皇と頼長の怨霊の祟りだと恐れ、朝廷は崇徳院の号を贈って霊を祀った。上田秋成の『雨月物語』「白峯」は、白峯陵を訪れた西行の前に魔王の姿の上皇が現れ、平家の滅亡を言い当てる場面を描く。明治改元の直前にも勅使が御陵へ送られ、神霊の京都への帰還が願われたという。

原典より

それからほどなく政情不安や貴人の死去が続き、人々はこれを上皇や頼長の怨霊の祟りとして恐れはじめた。—— 霊魂の博物誌――原始生命観の体系(碓井益雄・碓井益雄・民俗学・1982年(昭和57年)) より引用
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出典の文献について

霊魂の博物誌――原始生命観の体系(碓井益雄・碓井益雄・民俗学・1982年(昭和57年))

『霊魂の博物誌――原始生命観の体系』は、動物発生学を専攻した碓井益雄が著し、昭和五十七年に河出書房新社から刊行した書である。原始・古代の人々が霊魂をどう考えたかを、日本と諸外国の神話・民俗・古典・言葉の資料から説き、気息や人魂、風や雲、鳥や昆虫、幽霊や影として現れる霊魂の姿と、内臓・心・感覚器官に宿るとされた霊の座を論じ、屎尿や屁、名前と言霊にも章や節を割く。序章と全九章からなり、各章末に参照文献の注を付す。

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