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三日目にボサで見つかった神隠しの子

所在地静岡県賀茂郡松崎町
年代明治期(明治43年より前の頃)
登場按摩の男(元船田の百姓)
出典定本柳田国男集 第3巻

どんな伝承か

松崎の旅館で按摩に療治をさせながら土地の話を聴いた。二十四、五歳で目が潰れた今四十七、八歳の男で、もとは船田という処の百姓である。その話によれば、若い頃までは神隠しということが多くあった。草刈りに行った十五、六歳の男の子が見えなくなり、三日目の朝、二町ばかり離れたボサの中に隠れているのを見つけ出したことがある。何を問うても知らないと言うばかりであった。その子は今もまだ生きているという。

原典より

草刈りに行きし十五六歳の男の子、見えずなりて三日目の朝、二町ばかり離れたボサの中に隠れてありしを見出せしことあり。—— 定本柳田国男集 第3巻(柳田国男・定本柳田国男集) より引用
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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

定本柳田国男集 第3巻(柳田国男・定本柳田国男集)

『定本柳田国男集 第3巻』は、柳田国男の紀行・日記・随筆を集めた著作集の一巻である。相模・武蔵の村々を歩いた「水曜手帖」、昭和二十三年八月の自序を持つ「北国紀行」、明治四十三年の「五十年前の伊豆日記」、国際聯盟の委任統治委員会に勤めた大正十一年の「瑞西日記」と「ジュネーブの思ひ出 その他」を収める。後半の「菅江真澄」は昭和十七年二月の序を付け、真澄の著述と旅の跡を年を追ってたどり、写真解説を添える。

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