五鈷が飛来した法住寺の吼木桜
どんな伝承か
法住寺にある桜で、吼木桜とも呼ばれる。大同年間、空海が唐にいた頃に密具三つを日本へ向けて投げたところ、そのうちの一つである五鈷がこの寺へ飛んで来て桜の前に留まり、光を放った。以後五年のあいだ絶えず法華経を唱える声を発したので、この名が付いたと伝える。
原典より
大同年間、空海が唐にあつた頃、密具三箇を日本に向つて投げた處、その一つの五鈷は當寺に飛来して櫻の前に留つて光を放ち、五年の間絶えず法華經唱誦の聲を發してゐた。—— 日本伝説名彙(柳田国男・日本放送協会・昭和25年刊) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説名彙(柳田国男・日本放送協会・昭和25年刊)
柳田国男・日本放送協会編『日本伝説名彙』を全650話・伝説(1見出し=1話)単位で収録(緒言・序・名義・解説・和歌・注は除外/内包)。所在地(郡村区・社寺)を付して集成。