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頼政公と呼ばれた中妻の板碑

所在地茨城県取手市小文間中妻
登場高貴な女性(伝承)
出典取手市史 民俗編2――将門伝説・怪異

どんな伝承か

中妻には、村で頼政公と呼ばれている板碑がある。聞くところでは頼政公の母の墓と読めたといい、京から旅に出た藤原の何某という身分の高い女性が道中で亡くなり、その墓として建てられたと語られてきた。ところが近年、市内の板碑を調べた際にこの碑を確かめると、刻まれていたのは嘉暦二年十月の日付と、悲母のために生前の供養を営んだという意味の文句だった。その文句がどうして頼政公の名に変わったのかは分かっていない。

原典より

「為悲母逆修也」という文字が、どうして頼政公になったのでしょう。—— 取手市史 民俗編2――将門伝説・怪異(取手市(編)・取手市史) より引用
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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

取手市史 民俗編2――将門伝説・怪異(取手市(編)・取手市史)

『取手市史 民俗編2――将門伝説・怪異』は、取手市の市史民俗編のうち、俗信の箇条の末尾に続く第四節「伝説」・第五節「不思議な話」・第六節「祟り」を収めた部分である。市内各地区での聞き取りを話し言葉のまま書き起こし、長い四話は『取手町郷土史資料集 第一集』から抜粋する。将門と桔梗御前の伝説、地蔵・社寺・樹木の伝説、狐やムジナ・化け猫・幽霊・タマセの話に続き、忌田や祟り山の話を所有者名と地区を伏せて載せる。

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