黄金千杯・夕日さす朝日かがやく
どんな伝承か
取手市に伝わる埋蔵金伝説。本多作左衛門の屋敷跡と伝わる場所を掘ると足踏みで地面がガンガンと鳴ったといい、「夕日さす朝日かがやく大木のもとに黄金千杯、五千杯」という歌が残されているという。本多作左衛門は瓶に入れて黄金を埋めたのだと語り継がれた。掘ってみても何も出てこなかったというが、深くまでは掘らなかったのだという。『取手町郷土資料集』には、小文間福永寺の毘沙門天にも「朝日さす夕日輝く木の墓 黄金千倍うるし千倍」という古歌が伝わると記されている。同様の「朝日さす」の歌は、歌詞を違えながら日本各地に残っているという。
原典より
そこは足踏みしたらガンガンってなったんだって。—— 取手市史 民俗編2――将門伝説・怪異(取手市(編)・取手市史) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
取手市史 民俗編2――将門伝説・怪異(取手市(編)・取手市史)
『取手市史 民俗編2――将門伝説・怪異』は、取手市の市史民俗編のうち、俗信の箇条の末尾に続く第四節「伝説」・第五節「不思議な話」・第六節「祟り」を収めた部分である。市内各地区での聞き取りを話し言葉のまま書き起こし、長い四話は『取手町郷土史資料集 第一集』から抜粋する。将門と桔梗御前の伝説、地蔵・社寺・樹木の伝説、狐やムジナ・化け猫・幽霊・タマセの話に続き、忌田や祟り山の話を所有者名と地区を伏せて載せる。