首切り場の土を運んだ道の事故
どんな伝承か
ある建設会社の前の道は、まっすぐなのに一年じゅう事故が絶えず、死者も出た。話を聞くと、首切り場だった所の土を運んできてその道に使っており、工事のときにはたくさんの骸骨が出たという。供養はひととおりしたものの、まだ骨がいくらか残っているのではないか、そのせいで事故が起きたのだろうと語られる。同じ場所で事故が相次いだといい、このごろは事故がなくなったという。
原典より
そんで話きいたら首切り場あって、そきの土、あすこさ運んで、そってえら骸骨出てきたので供養すんのはしただけど、幾らか残ってんじゃないのか。—— 取手市史 民俗編2――将門伝説・怪異(取手市(編)・取手市史) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
取手市史 民俗編2――将門伝説・怪異(取手市(編)・取手市史)
『取手市史 民俗編2――将門伝説・怪異』は、取手市の市史民俗編のうち、俗信の箇条の末尾に続く第四節「伝説」・第五節「不思議な話」・第六節「祟り」を収めた部分である。市内各地区での聞き取りを話し言葉のまま書き起こし、長い四話は『取手町郷土史資料集 第一集』から抜粋する。将門と桔梗御前の伝説、地蔵・社寺・樹木の伝説、狐やムジナ・化け猫・幽霊・タマセの話に続き、忌田や祟り山の話を所有者名と地区を伏せて載せる。