鼻毛石の地名を生んだ鼻石
どんな伝承か
鼻毛石の八幡様の南、集会所の西にあたる道ばたに一つの石があり、八幡様の敷地に含まれている。石の上のほうに小さな穴があいていて、人の鼻の穴のように見えるため、この石を鼻石と呼んでいる。ムラの名、鼻毛石もこの石から起こったという。四月十五日と十月十五日の八幡様の祭りにはこの石にしめを張り、石の上に上がってはならないと戒められている。
原典より
八幡様の敷地内になっているが、八幡様の南方、鼻毛石の集会所の西方の道路端にある石、この石に鼻の穴に小さな穴があいている。—— 宮城村の民俗――伝説・口頭伝承(群馬県民俗調査報告書 第23集・群馬県民俗調査報告書) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
宮城村の民俗――伝説・口頭伝承(群馬県民俗調査報告書 第23集・群馬県民俗調査報告書)
『宮城村の民俗――伝説・口頭伝承』は、群馬県民俗調査報告書の第二十三集として宮城村の民俗をまとめた報告のうち、「口頭伝承」の章の「はじめに」と伝説・昔話の部分を収めたものである。赤城の麓の柏倉・三夜沢・鼻毛石・苗ヶ島・大前田などで聞いた話を、語り口を残した聞き書きと短くまとめた条とで記し、採集地を括弧で添える。俵藤太のムカデ退治や小沼の主となった赤堀道元の娘、地名や石の由来の伝説に続き、食わず女房や馬鹿婿などの昔話を並べる。