三日で燃えるお堂と封じた悪霊
どんな伝承か
馬場の三日堂と呼ばれる土地には、こんな言い伝えがある。昔ここにお堂を建てたところ、三日たつと燃え落ちてしまった。また、このあたりを馬に乗って通りかかると、乗り手が決まって振り落とされたという。そこで一帯を石で囲み、悪霊をその内側に封じ込めた。お堂が三日で燃えたことから、この場所は三日堂と呼ばれるようになったと伝わる。
原典より
このあたりを馬に乗って通るとふり落されてしまうので、石で囲って、悪霊を中に封じこめた。—— 宮城村の民俗――伝説・口頭伝承(群馬県民俗調査報告書 第23集・群馬県民俗調査報告書) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
宮城村の民俗――伝説・口頭伝承(群馬県民俗調査報告書 第23集・群馬県民俗調査報告書)
『宮城村の民俗――伝説・口頭伝承』は、群馬県民俗調査報告書の第二十三集として宮城村の民俗をまとめた報告のうち、「口頭伝承」の章の「はじめに」と伝説・昔話の部分を収めたものである。赤城の麓の柏倉・三夜沢・鼻毛石・苗ヶ島・大前田などで聞いた話を、語り口を残した聞き書きと短くまとめた条とで記し、採集地を括弧で添える。俵藤太のムカデ退治や小沼の主となった赤堀道元の娘、地名や石の由来の伝説に続き、食わず女房や馬鹿婿などの昔話を並べる。