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権現様の清水で乳が出る

所在地群馬県多野郡上野村大字新羽野栗(乃久里神社)
年代伝承
登場里人
出典群馬県多野郡上野村の民俗 上――俗信・山の怪異

どんな伝承か

野栗の権現様に麺を供え、社殿の裏から湧く清水を分けてもらうと、乳がよく出るようになるといわれる。近ごろは人だけでなく、子豚に与える乳の足りない母豚にも試したところ、よく出るようになったという。七匹生まれた子豚に母豚の乳が細かったので願をかけたら出るようになった、とも語られている。清水の流れには、お礼に奉納された一尺ほどの割り竹の樋が何本も添えられていた。

原典より

この頃は人ばかりでなく、豚の乳の少いのに利用したら、豚の乳がよく出る様になったという。—— 群馬県多野郡上野村の民俗 上――俗信・山の怪異(群馬県民俗調査報告書 第2集・群馬県民俗調査報告書) より引用
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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

群馬県多野郡上野村の民俗 上――俗信・山の怪異(群馬県民俗調査報告書 第2集・群馬県民俗調査報告書)

『群馬県多野郡上野村の民俗 上――俗信・山の怪異』は、上野村で行われた民俗調査の報告のうち、聞書と俗信の部分を収めたものである。川和・住居附・野栗・奥名郷・勝山・野栗沢などで聞いた講、病気の呪い、雨乞い、禁忌と兆、山の神とオコジョ、オサキや狐つき、狐やむじなに化かされた話、一ツ目入道や山姥を、話者や部落名を添えて記す。上野勇の聞書と、昭和二十三年に東部の部落を調べた関口正の報告が入り、井田安雄の「乙父の民俗」は書き出しだけが載る。

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