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ゲンノジ狐の仲だち

所在地埼玉県八潮市大字二丁目若柳
登場ジュウコウ狐、ゲンノジ狐
出典八潮市史 民俗編――伝説・怪異

どんな伝承か

おおぎょう塚のジュウコウと、オサキという狐が恋仲になった。ところがジュウコウを快く思わない狐たちは、誰ひとり仲人を引き受けようとしなかった。思いがかなわないジュウコウは、恋しさのあまりやせ細ってしまった。見かねた若柳のゲンノジ狐が口ききとなって親の許しをもらい、二匹の仲を取り持ってやったという。このゲンノジ狐は話者の家の稲荷様の主だったといい、今もその家では稲荷様を大切に祀っている。

原典より

若柳のゲンノジ狐は、見るに見兼ねて、口ききとなり、親の許しをえて、なかだちをしてやったそうな。—— 八潮市史 民俗編――伝説・怪異(八潮市(編)・八潮市史) より引用
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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

八潮市史 民俗編――伝説・怪異(八潮市(編)・八潮市史)

『八潮市史 民俗編――伝説・怪異』は、埼玉県の『八潮市史』民俗編から伝説の部分を収めたものである。市内の各地区で聞き取った稲荷火や狐の嫁取り提灯、狢・河童・蛇の話、徳川家康の鷹狩りにちなむ地名や塚の由来、地蔵や人魂、念仏橋の話を、話者の言葉づかいのまま地区名を添えて並べる。概説のあとに自然伝説・歴史伝説・信仰伝説の三つに分け、話の群ごとに『日本民俗事典』や『武蔵の伝説』などを引いた参考を付ける。

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