数千の蟹が守った願興寺の本尊
どんな伝承か
美濃の御嵩にある願興寺の本尊は、土地で蟹薬師と呼ばれている。伝えによれば、わずか一寸八分ほどの小さな如来がこの地に姿を現したとき、数千匹もの蟹がその身を取り囲むようにして守っていたという。この不思議な出現のさまから、蟹の名が本尊に付いたとされる。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説名彙(柳田国男・日本放送協会・昭和25年刊)
柳田国男・日本放送協会編『日本伝説名彙』を全650話・伝説(1見出し=1話)単位で収録(緒言・序・名義・解説・和歌・注は除外/内包)。所在地(郡村区・社寺)を付して集成。