佐倉市の伝承(183話)
- 教安寺の本堂で鳴った戸の音 — (教安寺)
- 千里を行き千里を帰る虎のハンカチ
- 物干場から盗んで合わせる員数 — (佐倉連隊)
- 銃をペンに持ち替えた初年兵 — (佐倉連隊)
- 玉音放送をもっと頑張れと聞いた兵 — (佐倉連隊)
- 誰何に答えず撃たれた女中の亡霊 — (佐倉第五十七連隊弾薬庫)
- 銃剣刺殺の跡に現れる白衣の人影 — (佐倉衛戍病院)
- 藁の大蛇オロチを境に掛ける辻切り — 井野
- 鯉の腹合わせでヤドを引き継ぐ正月ビシャ — 井野
- 男には女、女には男に化ける女化狐 — 臼井(別っされ)
- 唐辛子でいぶされたドジな狐 — 臼井(実蔵院)
- 柚子の木の皮を打ち鳴らすむじな
- 景政の鞭が根づいた文珠寺の鞭桜 — 大蛇町(文珠寺)
- 七回半まわると大蛇が出る竜ヶ崎の池 — 坂戸竜ヶ崎
- 膳椀を貸してくれる崖の隠れ里 — 下勝田(隠れ里)
- 親が飲めば酒、子が飲めば清水 — 直弥
- 鹿島川を流れてきた化不動と岩名仁王 — 下根(化不動)
- かくれ田で討たれた浪士の首なし塚 — 岩富(首なし塚)
- 将門山で光国と戦った滝夜叉姫 — (将門山)
- 水口を越えられず弁天様を待つ道陸神 — 寺崎
- 一夜で御岳と直弥を往復した天狗 — 直弥
- 水田の上を往復するとうかん火 — 坂戸尾牛
- 印旛沼の舟に乗り込むカワボタル
- 爪と髪の先に宿る霊力の戒め
- 天王様の神紋に似る胡瓜の禁忌 — 上勝田
- 茶柱や流れ星に読む吉凶の兆し
- 死人をまたぐ猫の魔力と魔除けの刃物
- 夕方の塩を浪の花と言い換える
- 拾えば苦労も拾うという落ちた櫛
- 火事の風向きを変える女の腰巻き
- 千人針と五銭白銅貨の願い
- 梅と葭でうめてよしとする井戸埋め
- 同い年の死に耳を塞ぐみみふたぎ団子
- 祝いの言霊を届けるめんたむし
- 鼻をつまんで泣かせる宮参り
- 蚊帳に籠り唱えるくわばらさま
- つむじ風にひそむ鎌鼬の切り傷
- 安産を願うY型塔婆の犬供養
- 御輿の麻を腹に結ぶ山王神社の安産 — (山王神社)
- 安産の神を祀る大鷲神社のお鷲講 — 飯田
- 枕藁を抱く座産と二十一日の血忌み
- お産が長引くと裏返す便所の踏み板
- 火事や水鶏や空かますを避ける妊婦
- とぼくちの敷居に埋める後産
- 疱瘡御奉射とあんばさまの疱瘡除け — 宮内
- 地蔵のおけさを借りる夜泣き封じ — 先崎
- 二百枚近い絵馬が奉納された大六天様 — 飯塚
- 老婆に乗り移る子どもの疳 — 臼井
- 子の夏負けを治す胡瓜の食断ち
- 楤木に縫針を刺す歯痛のまじない
- 疣を柊の葉に移して供える疣神様
- 隣家から物をもらうものもらい治し
- 魔除けになるどんどん焼きの燃えさし
- 三峯様の山犬で落とす狐憑き
- 縞蛇で治す肺病と朝露の畦歩き
- きちがいなすと呼ばれた喘息の薬
- 荒神様に供えた苗を婦人病の薬に — 先崎
- いぼた虫や蛞蝓を生で飲む民間薬
- 蜘蛛の糸で取る疣と鳥の黒焼き
- 天候を当てるという三毛猫の雄
- 一本橋で正体が露見したヒサゴ塚の狐 — 坂戸尾牛台(ヒサゴ塚)
- タバコで正気に返った肴買いの帰り道
- 相撲を挑んでからかう飯田の赤裸狐 — 飯田
- 馬の尻を撫でていたカシャッパ山の美女 — 飯田(カシャッパ山)
- 命の恩に嫁いで子を産んだ野狐台の狐 — 野狐台町
- 書院広間の縁で腹鼓を打つ狸
- おばあさんに化けて犬をなでたむじな — 岩富
- 武家屋敷脇の池で七日続く蛙合戦 — 田町
- 蕨の渋を消したという旅僧の地蔵尊 — 天辺(宝寿院)
- 五丈の楠の根元に住んだ人食い大蛇 — 臼井(臼井八幡宮)
- 西行の箸から生えたという二股葦 — 下勝田(勝間田の池)
- 一畝の凹地に残る巨人デーダラボーの足跡 — (くるみ幼稚園)
- 狐に化かされて藪で見つかった篠切りの男 — 岩富(小島)
- 勝間田の池に躍り出た腹の赤い大蛇 — 下勝田(勝間田の池)
- お三階の池に住み松の枝と見紛う大蛇 — 城内町鹿島台(佐倉城)
- 若君を落として身を投げた乳母の泡 — (乳母ヶ池)
- 涸れることのない青菅の西行清水 — 青菅(西行清水)
- 家康が賞した宗徳寺の権現水 — 臼井(宗徳寺)
- 子授けの霊験を伝える加賀清水 — (加賀清水)
- 門の音と清水の響きが名の由来のたんたん山 — 六崎(たんたん山)
- 祈ると水中に土が浮いた土浮の由来 — 土浮
- 泥田に沈んだ長栄寺の梵鐘 — 石川(鐘ヶ淵)
- 二百年の助け合いを伝える早使い道 — 西御門
- 火事から田へ飛び出した運慶作の阿弥陀 — 臼井(円応寺)
- 仲が悪く背中合わせに建つ二社 — 下勝田(天満宮)
- 草鞋についてきて育った熊野の石 — 太田(太田権現)
- 男根形の御神体を砕いた者に下る神罰 — 太田(太田権現)
- 草鞋についてきて育ったおはくそさま — 小竹(四社大神)
- 昼寝の漁師を呑もうとした楠の大蛇 — 臼井(臼井八幡宮)
- 咳で正体が露れ咳の神となったおたつ — 臼井田(おたつ様)
- 志津の砦に火を放ち夫を追った胤氏の妻 — 志津(志津城)
- 殺された孝七を祀ったあざみ権現 — 寺崎(あざみ権現)
- 風邪の神様となった水戸の敗残兵の墓 — 西林(大塚)
- 将門を売った妾ゆえ咲かない桔梗 — (将門山)
- 寺崎城を奪った馬加康胤の最期 — 寺崎(寺崎城)
- 旅の尼が残した雨乞いの龍神の掛物 — 飯野(東徳寺)
- 咳で追手に見つかった姫を祀る祠 — 土浮(おわば様)
- 松を切った祟りで治らぬ目とこわい弁天 — 宮田(宮田の弁天)
- 石を借りてこするイボ神様の道陸神 — 上勝田
- 萩の箸でイボを落とす道陸神 — 米戸
- 目や耳や歯を治す村々の道陸神 — 下勝田
- 失せ物のありかを教える道陸神 — 小竹(小竹道陸神)
- 胃腸に効くと広まった下川の水神様 — 岩富(下川の水神様)
- おでき治しの霊験を示した虚空蔵様 — 臼井(実相寺)
- 台座を削って食べる安産の鷲神社 — 先崎(鷲神社)
- 鐘を鳴らして生き埋めになった侍の墓石 — 木野子(宝鏡院)
- 古井戸から響くサクジョウよこせの声 — (佐倉歩兵五十七連隊)
- 誰何に黙して撃たれた遊女の亡霊 — (佐倉歩兵五十七連隊)
- 日帰りで京を往復した小僧と天狗 — 大蛇町(文珠寺)
- 一夜でへし折られた背戸山の樫 — 直弥
- 愛宕坂の砂の音と転がる茶釜 — (愛宕坂)
- 直八さんの山を走る狐の嫁入りの火 — 小竹
- 三度目に大雨を降らせた雨乞い獅子 — 西御門
- 名和家が鰻を断つ庚申の言い伝え — 馬渡
- 天王様の紋に似る胡瓜を食べない村 — 上勝田
- 天満宮の鎮守ゆえ牛を飼わない禁忌 — 下勝田
- 白馬に乗る鎮守ゆえ白い生き物を飼わない — 飯塚
- 鎮守が嫌う豚とアヒルを飼えない禁忌 — 太田
- 堆肥を入れれば狂い死ぬ阿弥陀田 — 臼井長慶谷津(阿弥陀田)
- 切れば病む道祖神境内の立木 — 天辺
- 唾で生き返るめだかとおおばこの蛙
- 盆の蛾と朝夕の蜘蛛に見る兆し
- 年の数より一つ多いまさりだんご
- 魔除けとして軒先に残す蜂の巣
- 売り上げが木の葉に変わった魚屋 — 上勝田(八坂神社)
- 重箱の煎餅を空にされた瓜坪の人 — 瓜坪新田
- タバコで見つかった臼井の水神橋 — 臼井(水神橋)
- 寺崎川の投網にかかった周徳院の薬師 — 鏑木町(周徳院)
- 鹿島川の薬師淵に流れ着いた薬師 — 寺崎(密蔵院)
- 印旛沼から出た光勝寺の閻魔の首 — 臼井(光勝寺)
- 人の足を引く七井戸の池の主 — (七井戸)
- 冬至の南瓜と正月のとろろで病を除ける
- 小豆粥の煙と土用の蜆で病を避ける
- 頼朝のお手植えと伝わる宝金剛寺の桜 — 直弥(宝金剛寺)
- 木花咲耶媛のすみかとされた直弥の桜 — 直弥
- 演習場の原で人を迷わせる狐 — 下志津原
- 石の陽茎を納める太田の権現様 — 太田(熊野神社)
- 手拭をかぶって踊る飼猫
- 弥富と加曽利で運ぶカマスの米 — 弥富
- 本堂の手前に許された格の高い詣り墓 — 太田
- 将門山に祀られた将門大明神 — (将門大明神)
- 花を咲かせぬ桔梗の原と内裏跡 — (将門山)
- 西行が杖をとどめた青菅の泉池 — 青菅(浅間神社)
- 咳で見つかり斬られた乳母の阿辰様 — 臼井(阿辰様)
- 乳の出るという井野の加賀清水 — 井野(加賀清水)
- 天女が子へ降らせた月星の石と勝円寺 — (勝円寺)
- 秀郷の子を祟った将門と佐倉の将門大明神 — 将門町(将門大明神)
- 将門山に祀られた七騎武者の霊 — 将門町(将門山)
- 印旛沼=将門が佐倉にいた時に開削したという伝え
- 将門山(大佐倉)=将門が城を築いた跡 — 大佐倉将門(将門山)
- 将門大明神(大佐倉)=堀田正信献納の石鳥居 — 大佐倉将門(将門大明神)
- 桔梗塚(大佐倉)=秀郷と謀った桔梗と咲かぬ花 — 大佐倉将門(桔梗塚)
- 桔梗が育たない佐倉の将門山 — (将門山)
- 将門の妻となった面賀池の天女と月星の石 — (面賀池)
- 弘法大師の地蔵で渋が消えた天辺のわらび — 天辺(古寺)
- 月星の模様をもつ千葉石の由来 — 大佐倉(勝胤寺)
- 若君を落とした乳母の姥が池 — 鹿島台(姥が池)
- 沼の土が浮いて道になった土浮 — 土浮
- 松の木と見間違えたお三階の池の大蛇 — 鹿島台(佐倉城)
- 天狗と京へ日帰りした文珠寺の小僧 — 大蛇町(文珠寺)
- 一夜で直弥の畑を掘った御嶽の天狗 — 直弥
- 尼が残した雨乞いの竜神掛軸 — 高座木
- 割っても元に戻る熊野石 — 太田(熊野石)
- 咳で見つかった乳母阿辰 — 臼井(阿辰様)
- 姥ヶ池に集うヒキガエルの合戦 — 城内町(姥ヶ池)
- 膳を貸したという隠れ里の横穴 — 下勝田(隠れ里)
- 地蔵尊に祈って消えたワラビの渋 — 天辺(宝寿院)
- ト童の断食祈願と佐久治穴の龍 — (佐久治穴)
- わらじにはさまって育った熊野石 — 太田(熊野石)
- 家康が甘さを賞した宗徳寺の権現水 — 臼井(権現水)
- 臼井城攻めで戦死した太田図書の墓 — 臼井(宗徳寺)
- 常胤が筑紫から持ち帰った山王社の楠 — 臼井(山王社)
- 大久保忠利が愛した加賀殿清水 — 井野(加賀殿清水)
- 熊野詣の帰りに持ち帰って育った熊野石 — 太田(熊野石)
- 将門山に桔梗の咲かぬ言い伝え — (将門山)
- 景政の鞭から生えた文殊寺の五色桜 — 大蛇町(文殊寺)
- 海から網で引き揚げた金の阿弥陀像 — 鏑木町(海隣寺)
- 清光寺に眠る春日局の歯骨とお萬様の墓 — 城内町(清光寺)
- 万葉の戯れ歌に詠まれた勝間田の池 — 下勝田(勝間田の池)
- 西行が柳陰の清水を詠んだ泉 — 青菅(西行清水)
- 子猫を埋めた跡に生える笹と土中の声
- 弔わずに埋めた猫と背中の寒気
- 桔梗が生えない将門山の里 — (将門山)